今回は少し変わったお風呂のリフォームについて紹介したいと思います。
普通のシステムバスを採用しての浴室リフォームの場合、既存の浴室の洗い場や浴槽、天井や必要であれば壁の一部を取り外し、出来上がったスペースに0.75坪、1坪、1.5坪などの既定サイズのシステムバスを組み立てるのが一般的です。
逆に言いますと、天井が低かったり、浴室が狭かったりするとシステムバスが中で組み立てられないのでリフォームができない場合があります。
オーダーメイドのお風呂ができる!
今回のお客様のお風呂は昔ながらの直焚きで、しかも外から出入りができる裏口付き!
天井も低くて既定のシステムバスが入らないお風呂でした。
今でも薪を焚いて使用されていました
こちらが裏口です。農繁期には汚れた服や履物を気にせず、すぐに浴室に入って汗を流すことができました。
屋根が浴室の天井のすぐ上にあるので、天井も低く既定のシステムバスでは入りません。
そこで今回採用したのが、タカラスタンダード製のぴったりサイズシステムバスです。
このシステムバスだとフリーサイズで浴室の大きさが選べるのと、ある程度であれば天井の高さの加工や扉の追加にも対応できるので、お客様の“わがまま”な要望にも応えることができます!!
今回のお客様のご要望は、
1.なるべく広いお風呂にしたい!
2.裏口を付けてほしい!
3.あったかいお風呂にしてほしい!
の3点を実現したいとのことでした。
メーカーさん、施工業者さんとで色々とアイデアを出し合います。
何度か打合せを重ねた結果、お客様に満足いただけるプランが出来上がりましたので、工事へと取り掛かります!
既設の浴室を取り壊します
まずは既存の浴室を取り壊すところから開始です!
浴槽を撤去です
浴槽の周りのタイルと床タイルを剥ぎ取り、重ーいホーロー製の浴槽を、
外へと運び出しました。
裏口の扉も枠ごと取り外します
お湯やお水の配管もあたらしくします
そして最後にコンクリートを打って平らにします
これでシステムバスを組み立てる下準備は完成です。
エコキュートも取り付けます!
今回は石油のボイラーからエコキュートへのお取替えもさせていただきました。
設置されていた給湯専用の石油ボイラーです
撤去して、エコキュートを設置
エコキュートは長府製作所製の370ℓフルオートタイプです
システムバスの組立です!
いよいよシステムバスの組立です。
今回の現場は天井がひくいので、高さに合わせて壁パネルも切って張り合わせます。
浴槽も浴室サイズに合ったものを選んでいます。
床から組んでいきます。
壁パネルを組んだ後、配管も接続していきます。
ここから工程は一気に進んで…
完成です!!
写真は裏口の扉です。
この反対側に
脱衣場からの出入り口もあります。
浴槽も以前のものよりも一回り大きくなりました。
オート機能付きのエコキュートなのでお風呂の保温もばっちりです!
そして、浴室暖房乾燥機もついているので寒い冬場でも浴室内はいつでもポカポカです!
断熱性能の高いシステムバス+保温機能付きのエコキュート+浴室暖房器の3重の温度対策で、以前の直焚きのお風呂に負けないあったかお風呂を実現できました!!
裏口も特注で取り付けたので、農繁期には長靴さえ脱げばすぐにお風呂に入れます!!
今までは膝を抱えて湯船に入っていたのが、足を延ばして入れるようになりました!!
これで望んでおられた3つの要望をすべてクリアすることができ、お客様にもお大変喜んで頂きました!!
今回のお客様も初めは『天井が低いから』『裏口があるから』『家が古いから』と半ばお風呂のリフォームはあきらめておられました。
そういったお客様でもご相談いただければ、できるだけご希望に沿ったリフォームを実現することができます!!
水まわりについてのご相談は、ぜひ “水まわりサポート隊 三谷商店” まで!!!